2018年06月05日

江戸の小話


=江戸の小咄=


「この絵はふーん。雪の日に何してんだろな?」

「雪の日にタケノコを掘っている絵だがな。」

「雪の日にタケノコか?さぞ高価だろな。」

「おめぇ、孟宗の親孝行を知らんのか?」

「あれ、どんな話だったっけ?」

「冬、母親の大好物のな、タケノコを探した。」

「冬?バ、バカだねぇ。骨折りぞーん。」

「ところがな、お祈りをするとな、タケノコがな生えてきた。」

「へぇ、もうそうんな話があったのか?」

「それをな、今では孟宗竹という。」

「へぇ、そんなすごい絵か?ペラペラだけどな。」

「今どきな、三つの子でも知ってるぞ!」

「馬鹿にすんな!俺もな、三つの時は憶えていた。」

「本当か?」

「でもな、四つの時に忘れた。」

「・・・?」

ニャン太




小咄15

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2018年04月23日

江戸の小話


=江戸の小咄=


「なんと目金不動に、せいたか童子と・・・」

「でめきん?目黒、目赤不動なら、知っているが。なんだ?」

「め・き・んだぞ、この!そこにな、こんがら童子も並んでる。」

「それがどうしてぇ?」

「せいたかの方が背が高い、と思うだろ?」

「そうなんだろ?」

「ところが、背は変わらねぇ。」

「頭がこんがら。だからこんがら童子けぇ。」

「うぬ、出来るな、おぬし。」

「でもな、背の順番で並ぶわな、普通。」

「だからな、それが、お不動様だ!順不同ッ!」

「ボカ、ぼか。」

制多伽




小咄14

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2018年04月02日

江戸の小話


=江戸の小咄=

乞食坊主が、門に立ち、行ったり来たり。

使用人が、つっけんどんに、

「そこに居られたんじゃ、邪魔だ!何処かに行きな!」

主人がそれを聞いて、

「これ、三助。そのようにつっけんどんに言わないようにな。」

「へぇ、すみやせん。」

「思うにな。この頃は人が無慈悲になってきた。」

「そうですかい?」

「時には、弘法大師が、姿を変え、人々を救うものじゃ!」

「あの乞食坊主がそうですかい?」

「あの御坊がそうだとは言わない。充分気をつけてな。」

「やや、さては、ばれたか!」

「・・・、・・・。」

「さあ、ご報謝、ご報謝!」

「・・・??」

v103


小咄13

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jizosmile

散歩・旅行・温泉大好き。
音楽はバロック、コーヒーはブラック、笑い。

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